ギター&ウクレレ入門アドバイス
2014.10.10
調弦についてのお話です。
皆さんは音を合わせるとき、いきなりチューナーを使っていませんか?
とても便利なアイテムなので、すぐに使いたくなりますが、そこはちょっと我慢。
ご自身の耳を鍛える意味で以下のように行ってみてください。
まずはギターの5弦(A)、ウクレレは4弦(G)の音だけをチューナーで合わせ、それ以外を下記の方法(ご自分の耳で)合わせてみてください。
そして、その確認としてチューナーを使う。
すると自分が「ついつい高めに合わせてしまう」とか「低めに合わせてしまう」などの癖がわかります。
これを繰り返すことで、チューナー以上の精度の耳を持つことができるでしょう!
是非、挑戦してみてください。
【ギター】
〔1〕⑤弦の5フレット=④弦の開放弦(開放弦とは・・・何も押さえない状態)
〔2〕④弦の5フレット=③弦の開放弦
〔3〕③弦の4フレット=②弦の開放弦
〔4〕②弦の5フレット=①弦の開放弦
〔5〕⑤弦の開放弦=⑥弦の5フレット
ハーモニクスでの調弦方法
〔1〕⑤弦の5フレットをハーモニクス=④弦の7フレットをハーモニクス
〔2〕④弦の5フレットをハーモニクス=③弦の7フレットをハーモニクス
〔3〕⑤弦の7フレットをハーモニクス=①弦の開放弦(ハーモニクスしない)
〔4〕⑤弦の7フレットをハーモニクス=⑥弦の5フレットをハーモニクス
〔5〕⑥弦の7フレットをハーモニクス=②弦の開放弦(ハーモニクスしない)
チューナーを使う際は以下の音に合わせます。
①弦=E(ミ)
②弦=B(シ)
③弦=G(ソ)
④弦=D(レ)
⑤弦=A(ラ)
⑥弦=E(ミ)
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【ウクレレ】(④弦Low-Gの場合)
〔1〕④弦の5フレット=③弦の開放弦(開放弦とは・・・何も押さえない状態)
〔2〕③弦の4フレット=②弦の開放弦
〔3〕②弦の5フレット=①弦の開放弦
チューナーを使う際は以下の音に合わせます。
①弦=A(ラ)
②弦=E(ミ)
③弦=C(ド)
④弦=G(ソ)
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【アルトギター、バスギター、アルトチェンバロギターの調弦】
チューナーを使う際は以下の音に合わせます。
①弦=B(シ)
②弦=F#(ファ#)
③弦=D(レ)
④弦=A(ラ)
⑤弦=E(ミ)
⑥弦=B(シ)
※チューナーを使わない場合は、⑤弦をEに合わせ、その先は上記のギター調弦と同じ方法で行ってください。
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【その他、ワンポイントアドバイス】
♪チューナーを使って調弦している際、チューナーの針(又はランプ)が左右に揺れて安定しないことはありませんか?
この主な原因は、[弦が不良弦である]場合と、[合わせようとしている弦以外の弦が共鳴し、それらの音を拾ってしまっている]場合があります。
不良弦の場合は、新たな弦を準備。共鳴している場合は、合わせていない他の弦を右手、又は左手で軽く触れておきます。これにより、より正確な調弦がストレスなくできます。是非お試しください。
♪現在、数多くのチューナーが販売されております。商品により精度が違いますので、購入の際はご注意ください。詳しくは先生まで。
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