林智範のときどき日記
2008.08.30
今年も24時間テレビが始まりましたね。中学生の頃は、ほんとに24時間起きていた記憶があります。(今は貫徹などまず無理・・・)
先程、たまたま観たコーナーで、「義手の少女」のことが紹介されていました。
生まれつき右手の不自由な少女が義手をつけ、ヴァイオリンを弾くというもの。
目標のステージでは浅田真央さんのスケーティングBGMを見事務めました。
“義手”といえば、今から24年前、私が初めてレッスンを担当した生徒さんの中に、右手に義手を付けギターを弾いていたKanaちゃんという小学3年生の女の子がいました。
ご両親の「この子に何か楽器を弾けるようにしてあげたい!」という願いからギターを始めたのがきっかけ。
私が初めて会った時は、ギターとピック、そしてピックを持ったときの形につくられた義手。当然この3つがバラバラの状態ではギターが弾けない。
その日、私はピックと義手を持ち帰り、ピックが弦に最も良い角度であたる状態に接着。(これがなかなかうまく付かなかった~)
そして、ようやく念願だったギター演奏の夢がようやく叶ったのです。もちろん初めは想うように弾けませんでしたが、頑張り屋のKanaちゃんは、日々確実に進歩していきました。
彼女の手元から初めて音が出た時の嬉しさ(感動)は今でも忘れません。
しかし、もっと嬉しかったのは、他人の前でギターを弾くことを拒み続けていた彼女が、初めて「発表会に参加します!」と言ってくれた時でした。
そして本番当日・・・。Kanaちゃんは他の子達にも負けないくらいの素晴らしい演奏を披露しました。横で伴奏をしていた私も、感動、感動でした。
このような体験があったからこそ、今の私があるのかな~と思います。
計算でいくと、彼女は今33歳?。今はどうしているんだろうな~。
今度、自宅を訪ねてみようかな~。
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